「ブッシュのイラク戦争」を支持した小泉首相に反対して外務省を罷免された反骨の元外交官、天木直人氏が1.21に自分のブログに掲載した、「マハティール(Mahathir Mohamad)前マレーシア首相のオバマ大統領あて公開書簡」とされているもの。(天木氏が言う様に、出所不明で、真偽も不明ながら、非常に良く出来た内容。) モラル会会員の鈴木俊彦氏からもメールで回覧されて来た。
確かに内容的には非常に良いものであるので、各位に紹介の為、オリジナルの天木氏のブログにリンクを張らせて頂く。
http://www.amakiblog.com/archives/2009/01/21/#001339
今アメリカはオバマ熱一色である。彼ならChangeをしてくれるに違いないと誰もが思い、期待しているが、この書簡は、過去アメリカが実施して来た過ちをストレートに指摘しており、この事への反省なしには世界は納得しないであろうと言っている。
又、鈴木氏も指摘していたが、一つのアメリカに国民の結束を呼びかける為であろうが、オバマ大統領は過去の失敗や責任を追及していない。そして、それを許してきた我々(国民)の責任と言う表現だけで終わろうとしている。しかし、アフガニスタンやイラクを始めとする国際紛争・戦争の展開は明らかな失敗がある。又、国内の金融危機も政策の失敗があり、明確な責任者がいたのである。このことへのきちんとした反省がなければ、世界におけるリーダーとしてのアメリカはもはや信頼されないのではと思われる。
マハティール前首相の鋭い指摘、彼の提言の一つでも二つでも実施出来ればアメリカは再生できると言う事に、私自信も同感である。上記URLをクリックして公開書簡(と言われている)をご覧頂きたい。 (渡部英宣)
|