モラル会の皆様に、お尋ねしたいことがあります。

王立農業大学（RUA）と、日本での農業現場で学生が働けるプログラムの準備をしていることをお伝えしましたが、日本側でRUAの学生を受け入れてくれる人材派遣業者を必要としています。

外国人技能実習制度でなく、
国家戦略経済特区の「農業支援外国人受入事業」制度か、
入管法改正による新たな在留資格の「特定技能」を利用した

カンボジア人労働者（王立農業大学在学生と卒業生）の受入れに関心を持つ人材派遣業者の
お心当たりがあれば、ご紹介願えませんでしょうか。

坂根愛生　Yasuo Sakane <sakanepp●gmail.com>　
（●を@に変えてご利用下さい。）

修（モラル会幹事）

１．松山さん
　　最近の研究や自分がやられている英訳の現状を語り、又、現在読んでいる本、「サピエンス全史上・下」と言う本からのお話しでした。

　　ホモ・サピエンスとして有名な現代人こそが最も野蛮で残虐な種であるとの話。確かに、数万年の間、ほぼ数百万人位であった全人類がここ数千年で70億人にも急激に増加し、食料確保の為に、牛、豚、鳥、魚介類、野菜等、様々な動直物を育て、食している。

　　人間の為に、繁殖させられ、自然界での生活の楽しみを知る間も無く食べられている現実は、育てられ、食べられる側からすると残虐以外何物でもない訳です。其の上、通常の動物なら、生きて行く為の最低限の必要量だけの消費であるのに、サピエンスは、自分の欲望や思想の為に、同じ種族の人間さえも虐殺することがある訳で、残虐と言う事は確かですね。

　　但し、当方が知りたいのはこの本を読んだ世界の指導者層の方がどの様に考え、それで何を決断したかです。次回以降のモラル会にて、この続きのお話しをお聞きしたいものと考えています。

２．村田さん
　　新しいPCに使えるスキャナー用のドライバーをネットで探した苦労話を話されました。
確かにWindowsのOSが変わると、ある期間と言うか、１～２のOSの違いには対応してくれているが、 それ以上となると、物理的には使える筈なのに、ドライバーが入手出来なくなり、古いからと諦めているのが現実。当方も、10数年使ったスキャナーを廃棄処分にした経験があります。

　　しかし、最近はプリンターの価格が2～3万円と非常に安価であり、その一機能としてのスキャナー部分の価格は、実質1万円位の価値しかないので、殆ど諦めて処分しているが、考えて見ると勿体ない話ではある。　村田さんは、どんなスキャナーのドライバーとしても使えるソフトをUS80ドル位で入手されたとのこと。失礼な言い方ですが、一般にはPC等に弱いのが普通の女性。そこまでやれる女性がいるのかと大変驚きました。モラル会の男性諸氏、特にPC等に弱いのを当たり前の様に自慢げに話している修氏等、少し見習って欲しいものと感じました。

　　尚、プリンター各社は従来、本体を安くして、インクで儲けるビジネスモデルにして来ましたが、最近は本体を高額にして、インクを低価格とする戦略に変更し出したので、付属のスキャナーの位置づけも変わるかも知れません。村田さんの様な方が増える可能性がありますね。将来得をするかも。

３．高橋さん
　　高齢になって来たことから、東京の事務所を整理し、長野県上田市の自分の家に戻る決断をしたとのこと。お嬢様も一級建築士である為、事務所をそのまま使う可能性もある様ですが、ご自分としては上田の家をリフォームして奥様と一緒に生活をされるとのこと。

　　やはり田舎は良い。上田からは離れられないと言うことでしょうか。数年前、立ち寄らせて頂いた家の周りの自然と、建築士の家らしい各種アイデアの詰まった家を思い出し、高橋さんの出された結論には納得しますが、モラル会では、常に色々な情報、参考意見を出され、その博識さに驚かされ、勉強させて頂いて来た小生からすると、上田に行かないとお会いできなくなるのは非常に寂しいです。

　　上田の家を東京近郊に持って来て住んで欲しいものですが、田畑、自然を含めると、特にリンゴや柿等フルーツが豊富に取れる地域特有のものがあり、総合的には上田に軍配があがるのでしょう。　但し、当方がお願いしている古民家のリフォームと言う仕事もあります。隠居生活は出来るだけ先に　延ばして欲しいものです。

４．小浪さん
　　いくつもやられている社団法人の専務理事を少し整理して自由時間を作りたいとのお話しをされていました。70台後半となると、毎日の通勤もやはり大変。しかし、予算も無い為、若い人を雇えない等、事務所の運営維持が難しいとの事。

　　我々の様な立場の者が、ある程度ボランティアで支援出来れば良いのでしょうが。地域のボランティア活動よりも、世の中に役立てる様な仕事であれば、（社会貢献となり、やりがいを感じる事が出来れば）、ボランティアとしてでも何とかなりそうに思われるのですが、どうなのでしょうか。

５．杉本さん
　　近況を話されました。

　　顔の皮膚に明らかな障害がでているが、殆ど何もされていないとのこと。健康状態に不安が感じられました。肝臓又は腎臓の不調が原因の様に思われました。現役時代は自衛隊の猛者と見做されていましたが、退職後は急激に体力が低下し、健康が害されている様で残念です。酒等に伴う生活習慣病等、生活改善しか手がないのではと思われるのですが、、、お酒を断たれる方が良い様に思われます。

６．山口さん
　　最年長の中に入る山口さん、定年を二昔ほども前に過ぎていながら、未だ　年収1千万円を超えているとのことで、有り余る金の使い道がない？ことから、モラル会の各種活動へ多額の寄付をしたいとの申し出があった由。（？）　　目に眩んだ？某幹事から是非にと次期会長への推薦があり、満場一致で会長に推挙され、お受けして頂けました。（有難うございました。）

　　長い歴史を持つモラル会は、各界で暴れた、一筋縄ではいかない方々が集まる為、纏めて行くには大変な力量が問われます。会の維持発展は、歴代の会長の見識によるところが多く、昔は、勉強会、 読書会、輪講等大変勉強されたと聞いております。
　　コンサル業界で名を成した山口様からは、近々新会長としてのお言葉が頂けるとのことですので、楽しみにお待ちしたいと考えています。 

７．奥沢さん
　　未だ時々、エレベーターの修理に携わっておられるとか。世界に名をなしたエレベーター会社で得た経験を少しでも活かせるのであれば、健康である限り続けて欲しいものです。

　　歩こう会への皆様の参加が減っている中、元気な彼の行動力が期待されます。数年前に、ウィーン・スペイン旅行でご一緒しましたが、又の旅行の機会を持ちたいと考えています。

８．Eisenwさん
　　当日がEisenwの誕生日で、祝ってくれるとのお話しで期待していたのですが、皆様、当方より年長であり、未だそんな歳か若いな～と言う訳で、祝ってくれるどころか、あわよくば何ぞかすめ取ろうと言う魂胆の人の多いモラル会、叩かれどうしでした。色々と勉強になり、有難うございました。

　　母が未だ健在（99歳）で、先日白寿の祝いをしたことの報告。お陰様で、認知症や、痴ほう症等は出ておらず、トイレ・風呂を含め、何とか普通の生活をしております。センテネリアンを願っていますが、さすがに体力は衰えており、健康の維持が難しいです。

　　まちづくり協議会にボランティアで参加していますが、HP等の設計・維持・管理と、防災を担当しています。又、消費生活アドバイザーとしての活動しております。　PCに関する詐欺まがいのお話しや、いかがわしいサイトに誘導されたりして、高額料金の支払い督促や、裁判所からの呼び出しまがいの詐欺に対するアドバイス等をさせて頂きました。
詰まり、「絶対に返信や質問はするな。すべて無視して下さい。」です。もし被害に会いそうな方がありましたらご相談下さい。

９．久保さん
　　クラウドファンディングのお話しをされました。IPOなど株式の公開や金融がご専門の久保さんですので、ファンドとクラウドの結びつきのお話しでしたが、山口さんからはクラウドとソフトの話が出て来ました。所謂クラウドコンピューティングやクラウドサービスです。

クラウドコンピューティングには感心がある当方も口を出しかけ、話が輻輳しました。どちらも専門外の高橋さんからはそもそもクラウドって何？初歩の初歩から話してとの注文。

11．クラウドとは？　　
　　９項にて、久保さんが話し始めたクラウドの話が中途半端になってしまいましたので、一応下記に纏めます。ネットで調べれば、可なりの事が出て来ますので、それなりにお判り頂けると思いますが、それだけでは面白くありませんので、ネットに出て来ない様な、ここだけの解説を付け加えます。かなり長くなりますが、、、
 
そもそもクラウドcloudとは？　そうです、雲のことです。で、クラウド、雲って何？

 

　　実はこれ、あまり知られていませんが、文化人類学者の川喜多二郎（東京工業大学名誉教授）が開発した問題解決法、JirouKawakita のKJ法に関係があるのです。本人は既に他界し、本人自身は全く関係はないのですが、、、

KJ法はブレーンストーミングや、多量の情報を効率よく整理したり、問題点探し、物事の解決法探し、物事の解析に優れた法式です。

　　物事の関係性を分析する時、思いついた事柄を短文にして紙やカードに書き、黒板や模造紙等に張り付けて、似たようなものを纏め、幾つかのグループ分けをし、其々のグループ間の関係性を明らかにし、問題の因果関係を見つけたり、原因の真因を探ったり、その解決方法を見出す手法です。 昨近は、紙やカードの代わりにをポストイットを多用しますが、日本の製造業での様々な問題点探し・解決法探し等で、モノづくりに非常に役立つ手法です。
https://search.yahoo.co.jp/image/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=
kj%E6%B3%95%E3%81%A8%E3%81%AF

このKJ法がモノづくりや品質管理に非常に役立ったことを知ったエリヤフ・ゴールドラット氏が「ザ・ゴール」（The Goal）と言う、ある工場の品質管理をテーマとした恋愛小説のなかで、このKJ法をカードの代わりに、雲（クラウド）と言う名称を使って説明した為、世界中に広まったのです。
（KJ法のカードは登録商標されていた為、使えず、クラウドとなったと思われます。）
（又、工場の品質管理と恋愛小説の二つをテーマとしての長編小説は初めてという訳で、注目され、ベストセラーになりました。）
上記の雲の中に短文、事実、解説、推論等を書くのです。
このクラウドを色々な問題解決に使い始めたのです。詰まり、クラウド、雲は世界中の空にあり、ほぼ無限です。その纏まりは非常に緩く、お互いに結合したり、分離したり、離合集散し、移動したりします。この様な概念をインターネット上の無限の空間に反映したのがクラウドで、自由に活用出来るという概念がクラウドなのです。


　１）クラウド・コンピューティング

　ネット上にある、各種ソフトやハードを自由に使用する方法。
　（この自由と言う意味は無料と言う意味ではなく、課金されることも含めたものです。）

　　①ソフト：従来、アプリケーションソフトは非常に高額であり、それがパッケージで販売されていました。これ等のソフトは一般に多くの機能が存在し、非常に便利ではあるものの、プログラムとしては膨大な容量であり、インストールに時間が掛かり、且つ、大きなメモリー容量が必要であり、可なり使いずらいものでした。しかし、タブレットやスマホの普及と、通信ラインの高度化により、全体のシステムを大きく変更することにより、個々のセットには膨大なソフトを予めインストールせずに、必要な時に必要なものだけ、ネット上のクラウドの中のソフトから選択し、呼び込んで、限定的に使用する方式に変わってきつつあります。即ち、ネット上に存在する、様々なソフトをその都度呼び込み使用する。（一般に課金されるが、都度の料金は非常に安い。）

　　②ハード：メモリー、又はハードディスク等のサーバー。従来は膨大なデーターをPCやサーバーに記憶させていましたが、それをネット上のサーバーに入れて置き、何処からでも自由に読み出し、書き込むことが出来る様なシステム構築が出来るようになってきました。（ユーザーはタブレットやスマホ等、小型の入出力機器を持つだけで良く、ソフトやデータの処理は外部に任せる方式です。


　２）クラウド・ファンディング

　　あるビジネス、又はビジネスモデルへの投資を公開募集し、多くの投資家の参加を求める方式です。 普通の公募との違いは、単なる寄付のものから、実際の高額投資迄、幅が広く、金額も、1円から等 自由である場合が多く、金額を一口1000円とか比較的低額にしているものも多い。投資に対する 見返りも様々で、投資額に応じ、何らかのパーティ－への参加とか有名女優とのハグとか、地方の名産品が貰える等もある。勿論通常の投資と変わらないものもあるが、一定期間にそれに参加すると言う意思表明が目標額に達した場合、ファンドとして認められ、約束した投資家の資金が実際にファンドにより回収され、実際のビジネスに使われると言う仕組みで、目標額に達しなかった場合には個々の投資家はそのプロジェクトへの支払い義務が発生しないことが多い。 多くの投資家の参加が、目標額への達成度として目で見える等、判り易いし、リスクが少ないものです。