モラル会
2009年

計画・実施報告
 
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講師の方へのお願い:資料を掲載しています。定例会で配布する資料は原則的にデジタルのソフトにて提供して下さる様、ご協力をお願い申し上げます。(ハードコピーからの掲載は、HP容量の増加と、手間の増加となり、作業が大変です。宜しくお願い申し上げます。)
「年末にあたってご挨拶」 谷口智彦
美しいクリスマスカード大西 俊明
岡田 清治氏 モラル会入会 (住所録参照)
モラル会新年会 1月23日(土)
かち゛ほ会: 10年1月例会 水仙ウォーク
投稿「普天間基地を私たちの周辺に移設しよう」 鈴木俊彦
12月定例会内閣府 顧問 保坂 展人氏
21日(月)
「安原 宏さんを偲んで高尾山登山」 12月6日(日)実施報告
・ 11月定例会 「ポーランド報告」 丹正昭氏
10月定例会 「公益活動サポート・センター」の活動について 岡田清治氏
湯浅誠さん、NHKの視点論点に出演
里山の保護活動が新聞で紹介されました。/高橋尚子
たんぽぽ堂でのお食事写真数枚追加。「1)渡部英宣撮影
・「母なる大地」
 遺伝子組み換え種子は、人類を破局から救う救世主と成りうるのか   後編

高橋尚子
「太田 正彦君のこと」 渡部 修
おたより 鈴木俊彦
おたより 高橋尚子
「母なる大地」
   遺伝子組み換え種子は、人類を破局から救う救世主と成りうるのか   前編
 
高橋尚子
「第8回望月百合子忌 講演&コンサート」 高橋尚子
「遺伝子組み換え技術への幾つかの疑問!」渡部英宣
危険な「遺伝子組み換え」作物  安原和雄 
「遺伝子組み換え技術情報の追加」渡部英宣
訃報  太田 正彦氏
おたより: 並木さんの寄稿に対し、後藤先生からの返信
「創業と守成 後藤先生の講演「日本の老舗・世界の老舗」に思う」 並木 和夫
おたより from 平井さん 会場使用期限
6月例会:「地域文化の活性化策」 石井 彰
岐路に立っている日本の知的財産の世界中岡浩
「葉室 麟著 『秋月記』 を読んで」渡部 修
「山崎 光夫著 『風雲の人 小説大隈重信 青春譜』 を読んで」
渡部 修
5月例会「遺伝子組み換え農作物についての安全性」
佐々木幸枝
実施報告
4月例会「日本の老舗・世界の老舗」 後藤 俊夫 実施報告
池井戸 潤氏の 『空飛ぶタイヤ』放映
『千世と与一郎の関が原』佐藤 雅美著 読後感」渡部 修
太田正彦さん企画、プロデュースの番組
3月例会「高齢者医療の現場から」向井拓治
2月例会「老舗企業発掘探検隊とふるさと大使運動」 並木和夫
「アーサー・シイクにみる 戦争と平」 袖井林二郎
「新年会」実施
「マハティール前マレーシア首相のオバマ大統領あて公開書簡」 
「ハマスは「原因」ではなく「結果」である」 
鈴木俊彦
「ガザ戦争で逆転する善悪」   田中宇
「ガザ関係の情報」読みました」 小浪 博英
「ガザ関係の情報に付いて、私見」 
渡部英宣
「ガザ関係の情報」 
鈴木俊彦
「イスラエルのガザ侵攻:パレスチナ問題」
渡部英宣
「麹町~芝「ガザに連帯…」 鈴木俊彦
「イスラエルによるガザ侵攻を考える」緊急集会開催
日比谷「派遣村 
2009.1.5 鈴木俊彦
1月例会:「新年会」 09-01-24
「基礎からわかるガザ情勢」(読売1.8朝)
「市民活動 財政強化が鍵」 青山?
「コンサルハウス択善舎」 HP完成
2009年年頭に当たって    渡部 修
日時 演題
氏名
所属
資料
    
12月21日(月)     連立政権のこれから」
保坂 展人氏
前衆議院議員・ジャーナリスト 
参加者:安原、並木、岡田、奥澤、佐藤、鈴木、武石、中岡、溝口、新谷、戴、向井、渡部(修)(英)
1)実施報告: 渡部 修  

 まず焦眉の急となっている八ツ場ダムについて、保坂氏からホワイトボードに図示しながらの詳しい背景説明が行われた。結論的には岡田 清治氏の「元々(八ツ場ダムは)必要なかったんですね」との言に集約される。
つまり、水質、環境等諸々の視点から鑑みて、元々造るべきではなかったのである。しかも現時点からみるなら首都圏の水需要は今後増えることはないし、今以上の供給増は不要なのだ。観光の話も出ており、向井 拓治氏の最近の現地探訪によると、少なからぬ観光客が押し寄せているようで、「こんな綺麗な所」との声も聞かれたとのこと。

しかし、保坂氏によれば、ダムに観光船を浮かべてなどの観光には適さないとのこと。保坂氏はこの辺の事情を『週刊朝日』などに取材報告されているので、是非ご一読頂きたい。その他のダム、あるいは有明海の干拓などの事業にも触れられたが、本来やるべきでなかった事業があまりに多過ぎる。そのために膨大な規模の血税が投入され続け、国の財政状態は破綻状態に瀕している。
八ツ場ダムについて言うなら道路、橋などの工事は続行されている。確か先日死亡事故があったばかりと記憶する。一定の方向性を定めてストップしないことにはとんでもない事態になりかねない。

前原国土交通相はこの辺の事情をもう少し丁寧に説明すべきではとの意見が何人かから出されたが、同感である。必要とあらば、前原氏に代わってその役回りを保坂氏が担ってもいい。連立政権の強みをこういう時にこそ発揮すべきでは。

  
 
 普天間基地の問題に関しては社民党が最も強硬な姿勢をとっていると目されているが、それは多くの沖縄県民の声を代弁しているだけ。鈴木俊彦氏は千葉に移転してもいいのではとの提案をされておられるが、もっとこうした声が全国各地から挙がっていい筈なのだが。鳩山総理は「常駐なき安保」構想を持たれている由。詳しい内容を承知していないので即断できないが、米軍基地が日本から速やかに一掃されるべきと考える小生、それが米国の植民地からの脱出、つまり日本の真の独立につながるのであれば、大賛成である。

オバマ大統領が来日した際、両国の対等な関係を強調していたので、日本の世論を米国に正確に訴えていい時期なのかも知れない。もっともその一翼を担うべきメディアの多くが先日来日したアーミテージらの提灯持ちをしているようでは望み薄かもしれない。過日、加州大学生の米日関係に関するアンケート調査に回答した。日米安保は速やかに解消、日本は各国との等距離外交を進めるべきと。まだ結果は送られて来てないが、その節は是非披露するつもりだ。

 会ではその他諸々の意見が出されたが、衆議院議員時代、保坂氏は原口現総務相、亀井前国民新党代表(静香氏ではなく、静かな方の人)と連携をとっておられたとのこと。すでに連立政権の下地は出来ていた訳だ。こうした経過をしっかり踏まえながら一歩一歩着実に政権運営を進めて行って欲しい。マスコミの論調とか、支持率とかに惑わされることなく。
                               以上  

  写真1

資料:(週間朝日) 
    1)泡瀬干潟埋め立ての「愚」                (公共工事拝見)
      利権に群がった「ダム成金達」 八つ場ダム中止問題          第2弾 2009.10.30
    2)八つ場ダム 隠された真実 消えた「格安ダム」の謎(公共工事拝見 第3弾)2009.11.13
    3)東九州自動車道 建設費半減案を黙殺する国交省の非常識
                                       (公共工事拝見 第4弾)2009.11.27
    4)諫早湾干拓事業                      (公共工事拝見 第5弾) 2009.12.18

別途配布資料:
    1)意見 向井拓治
    2)意見 「普天間における基地と闘争を自衛隊下総基地に移転しよう」 鈴木俊彦


2)反省会:
   写真2
   追加報告: 先程、保坂事務所に赴き、本の代金1万4150円を小川秘書に渡して来ました。因みに残り3冊は小生が引き受けました。そこへ思いがけず「昨夕はお世話になりました」と保坂氏が来られたので、「こちらこそ」と御礼を申し述べて参りました。

秘書連から「大変盛況だったそうで」とか声をかけられましたが、秘書嬢が、「サトイモの煮っ転がしがいたくお気に召したようですよ」と聞かされ、すっかり気をよくしてしまいました。

会長ばかりか、家内にもこっぴどく非難された後だっただけに尚更でした。
(12/22 修)
   
12月06日(日) 高尾山登山 松原(リーダー) 「安原 宏さんを偲んで高尾山登山」
9:45京王線高尾山口集合。

参加者:松原、丹、渡部(修)他
高尾山登山、かち゛ほ会(松原 義泰会長)の例会(原則毎月実施)で今月は丹 正昭氏が当番幹事。奇しくも丹さんは11月モラル会講師(「ポーランド報告」)、12月かち゛ほ会当番幹事と立て続けの活躍。今日は総勢19名。松原、丹、奥澤、渡部(修)の他、井元氏(元モラル会)の顔も。ご夫婦連れが5組ほど。

昨日までの雨で快晴、絶好の日和。富士山の雄姿もくっきりと。但し案の定泥濘に歩行を屡妨げられる。
それでも思いのほか、紅葉が名残をとどめていたのに救われた思い。昼食は城山にて各自持参の弁当をつかう。持ち寄りの料理のお裾分けも。どれも素晴らしく美味。下山後、高尾駅前の「あさかわ食堂」にて反省会。
第212回高尾山ウオーク7kmの簡保完歩証を受け取る。ビール、焼酎、どぶろく、幾多のつまみにて深く反省。名誉会長(かち゛ほ屋旅館経営者)からの補助もあり負担は一人千円也。新年1月は松原会長が当番で、安房(千葉)水仙ロードコースの予定。明日、下見に出向くとのこと。

内容決まり次第モラル会各位にも告知の筈。
(修)

高尾山参加出来ず残念でした。年若の知人が亡くなり葬儀でした。
自衛隊定年後外務省に入り長くモスクワに行っていたのが拙かったかなと思います。以上
21年12月7日(月) 杉本幹男 

  
11月16日(月)   「ポーランド報告」 丹 正昭氏(会員)
シルバーワーク相談員
会場:東商ビルB2厚生室
参加者:佐藤、武石、新谷、鈴木、丹、溝口、奥澤、杉本、並木、渡部修、英 (計11名)
  丹さんが奥様とお嬢様の3人でポーランドへ旅行。
残念ながら、人物写真の全く無い写真集3冊と資料でのお話。 資料参照。

修氏もポーランドへドイツの壁崩壊の前に行った事があり、合いの手があり、適度な雑談も。
英も、ソ連がポーランド侵攻時に逃れてきた難民のポーランド人に、コスタリカ等中南米で親交があったので、興味深く話をお聞きした。岩塩を採掘した跡に作られた教会等、コロンビアにも壮大な物があり、各地に似た様な物があるのに驚いた。

ひと段落後、ポーランド産ウォッカを、頂いた。何故か高尾山の甘納豆が肴(?)。不思議な取り合わせ。

丹氏配布 資料1資料2
修氏配布 資料3(連帯)資料4(共産陣営崩壊20年)資料5(アンジェイ・ワイダ氏)
       資料6(ポーランドの歴史)、 資料7(中村安希さん) 
注: 安希さんに付いてはEisen's Cornerを参照下さい。英の所属している、「アジアパシフィック
    医療改革フォーラム」の会員です。 (安希さんのHPへもリンク出来ます。)
本日は溝口さんが久しぶりに参加(とのこと。英は初顔会わせ。) 英も半年振り。

2次会は溝口さんがご一緒ということで、杉本氏が太っ腹に、今日は俺が持つからと普段行った事がないカラオケに。このメンバーでカラオケと言うのも、珍しい~。 

溝口さんの歌はとっても味があった。さすが女優さん。丹さんの歌も良い声でグー。だが、1杯では飲み足りない杉本氏はここで飲むには料金が高すぎると、1時間で出ることに。(確かにカラオケが衰退し始めている中、高かった)で、3次会へ。
  
2次会: カラオケ写真2
3次会: まんぷく食堂 写真3 (ガード下、2/16懇親会と同じ)、写真4(奥沢、杉本:後日掲載)
  
10月19日
18時
「公益活動サポート・センター」の活動について
「公益活動サポート・センター 代表 岡田 清治氏
(元東商理事、渡部 修と同期)
会場:東商ビルB2厚生室
参加者:奥澤、佐藤、杉本、武石、丹、並木、新谷、渡部(修)
10月3日 岩槻巡り: 並木リーダー 加者:安原会長、奥澤、杉本、渡部(修)、稲葉(後藤先生の会の会員)
   
9月      
    
8月27日(木)14~16時  「バリアフリーで真に豊かなまちづくり」   山本 誠氏他
飛騨高山東京事務所  
於国連大学本部ビル(UKハウス)5F エリザベス・ローズ会議場
  
7月13日(月) フリー・トーク       於東商ビルB2厚生室
参加者: 小浪、奥澤、佐藤、武石、丹、平井、並木、新谷、
松山(仁)、渡部(修)
 
  
6月22日(月) 「和光市にみる地域文化芸術事業」 和光市文化振興公社理事長
石井 彰氏(会員)
於東商ビルB2厚生室 
参加者: 石井、奥澤、佐藤、武石、並木、安原、角、丹、松山(仁)、修
   
6月6日(土)
午後2時~5時
「第8回望月百合子忌 講演&コンサート」

「使い捨て社会からの脱出」



第1部 講演
鎌田 慧さん

第2部 コンサート
海勢頭 豊さん
主婦会館プラザエフ B1 (JR四谷駅麹町口前)
参加費 1000円(会員800円)

(ルポライター)


(シンガーソングライター) バイオリン:海勢頭 愛さん
コーラス : みちささん
   
5月18日(月)
18時~

       
「遺伝子組み換え農作物についての安全性」 日本モンサント株式会社 
バイオ作物情報部課長
消費生活アドバイザー(経済産業大臣認定)
佐々木幸枝氏
於東商ビルB2厚生室
・遺伝子組み換え技術に付いて、不安に感じる人は8割に上る。
・しかし、すでに10年以上の日本での実績があり、すでに、飼料・油脂には多くが使用されている。
・大企業による「食料支配」への懸念はないのか。
・モンサント・カンパニーのような種子開発企業の実体を知るまたとない機会です。 皆様の参加をお待ちします。

出席者: 丹、高橋、高橋尚、吉野、杉本、平井、奥澤、佐藤、武石、並木、新谷、修、英 +講師 計14名
  「講演要旨」

1)現在、我々が食している農作物は、ほとんどすべてが交配育種など、様々な品種改良の成果であり人間が手を加えてきたものである。新しい品種は、遺伝子が変わることによってできるのであり、従来の交配育種も遺伝子組み換え技術も、品種改良の一つである。現在の遺伝子組み換え技術はその品種改良を、農作物同士を掛け合わせるという交配によらずに、短期間に目的とするた機能・性能を持つ遺伝子を取り出し、導入する技術であるが、国際ルールのもとに各国政府の安全性に対する許認可の法律に従い、安全性を十分に確認し、認可を得たものだけが商品化されるという仕組みが整備されている。

2)現在商品化されている遺伝子組み換え作物としては、1種類の除草剤を12程度まくだけで作物はそのままに雑草だけをきれいに防除できる除草剤耐性作物、農作物自体が殺虫蛋白を作れるために殺虫剤の散布回数を減らすことができる害虫抵抗性作物、また、少ない降水量でも安定した収量が得られる乾燥耐性作物等などがある。 通常は複数の種類の除草剤を散布したり、土を耕して雑草をすき込むなどして除草をしますが除草剤耐性作物の場合、1種類の除草剤を散布するだけで、耕さなくても効果的に雑草を防除できるため、土を耕すことによって豊かな土壌が流れ出てしまう土壌流亡の改善し、土壌を保全する環境にやさしい農法として注目されている不耕起栽培の推進にも貢献している。また、トラックターなどの稼動を減らすことによって燃料を削減し、耕さないことによって土の中にある炭酸ガスの発生を抑制することによって、二酸化炭素排出を抑制し、温暖化対策としても注目されている。

つまり、自然資源を保全しつつ来る食糧問題に対応するために収量を上げることができる、持続可能な収量増加に貢献する技術の一つとして重視されている。(佐々木氏)


資料1:遺伝子組み換え技術とは? 
     (パワーポイント資料のPDF化、パスワードはメールにて連絡。)
  
頂いたパワーポイントの資料は写真等が多く、白黒ではインパクトが伝わらないと考え、カラー印刷した。  除草剤(ラウンドアップ)を蒔いた後、見事なまでに枯れた雑草とその中に残るラウンドアップの影響を受けない遺伝子組み換え大豆畑の写真に衝撃を受けた。
通常なら何回もの薬品散布で苦労する農家も、1回の散布でこれだけの成果が得られ、しかも副作用が無いとしたら、生産者の心が動くのも無理ないとハッキリ判る。

虫が死んでしまう様な耐害虫抵抗性作物を食べても人間に悪影響が無い理由の簡単な説明があり、ある程度納得。凄いメリットである。
従来畑というものは、耕す事が良しとされ、畑に鍬が付き物のイメージがあったが、不耕起栽培なる、耕さない農法の方が良いとの説明にもビックリ。科学技術の進歩を見た。

Q&Aセッションになり、通常はお弁当を食べながら、ビールを飲みながらのスタイルなのに、幹事の熱心さでお預けとなり、様々な質問が出た。皆一家言をお持ちの方々故、幾らでも質問が出る。7時半を過ぎて漸く弁当に有り付けたほどである。 データに意図的な改竄が無いかとか、ディメリットの説明が殆ど無いのが大きな心配とか製薬会社出身の丹さんのコメントや、農業を実践している高橋さんのコメント等生産者の目線での考えもあり議論に花が咲いた。 (英)   写真
  
   別途配布資料:幹事 渡部 修氏よりの参考配布

資料2:新聞の切り抜き 食料危機救う 遺伝子組み換え

資料3:危険な「遺伝子組み換え」作物 安原和雄 (Home のWhat's New にてHPにリンク)
別途追加資料(2009-12-29)

朝日新聞 朝刊 
☆貴方の安心 11/21~25
・遺伝子組み換えって何?
  (海外ではGM作物が席巻。表示には2種類。GM食品表示 実は省略も。除草剤・殺虫剤減らす効果。イメージ、得た情報量で差。)
☆「ジャック・ダニエル」も遺伝子組み換え使用へ 09-3-19
    
4月25日(土)
13時~
           
「日本の老舗・世界の老舗」 仮題
光産業創成大学院大学 
統合エニジニアリング教授
後藤 俊夫氏
現代女性文化研究所(巣鴨駅から徒歩5、6分)
〒112-0011 文京区千石4-32-6
電話03-3941-1007

参加予定: 安原、並木、奥澤、小浪、渡部英、修、丹、高橋山中、吉野  23日現在)

注意事項: 現代女性文化研究所では飲食が出来ないとのことですので、25日の昼食は各位で済ませた上でご参集下さい。

 参考: 読売新聞4月1日(水)朝刊23面 「断髪洋装働く女の決意」と題し、望月百合子女史が紹介されております。現代女性文化研究所は望月さんの住居だった処で、高橋 謙夫会員の手により設計・改装されたものです。

小浪さんによる道案内: 上記地図(別windowで開けて)参照下さい。:

1.山手線または都営三田線で巣鴨駅下車。
2.池袋寄り改札を出ると目の前が広い白山通りです。 
  おばあちゃんの原宿と言われる「とげ抜き地蔵」方面の出口です。
3.白山通りを都心方向に右側の歩道を歩きます。千石に向かうことになります。
4.4-5分(350m)歩くと「すき家」(覚え違いかもしれません)とかいう牛丼店があります。
5.その角を右に入って2本目を左へ。
6.右側2軒(?)目です。駅から5-6分です。

後藤教授略歴:東京大学経済学部卒業 ハーバード大学ビジネス・スクール(MBA取得)

NECホームエレクトロニクス㈱ 企画室長他、NEC 技術スタッフ 主席主幹
(財)国民経済研究協会・常務理事(兼)企業環境研究センター所長
静岡産業大学国際情報学部教授 を経て 現在、光産業創成大学院大学教授
専門分野: 経営戦略、国際経営戦略、ベンチャー経営論
       OR学会、国際ビジネス学会、実践経営学会(副会長) 日本経営分析学会

著書 「クロスライセンシング」『未来傾斜原理』白桃書房.
    「多国籍企業の組織文化」『組織文化の経営学』中央経済社.
    『顧客価値経営』(共著)生産性出版
    『忘れ去られた経営の原点』生産性出版
    『老舗企業の研究』(共著)生産性出版
    『ベンチャー企業戦略への挑戦』(共著)税務経理協会 等多数

  かなり激しい雨の中、熱心な参加者、安原、並木、奥澤、小浪、丹、高橋山中、吉野、
渡部修、英
の各氏が現代女性文化研究所に参集。

1.パワーポイントの資料を基に説明。 非常に面白い話しであった。 写真1
  (上記資料は読み取り専用ですが、取り扱いにはご注意下さい。 白黒印刷用はこちら
  (パスワードはメールにて連絡、又は渡部英に問い合わせ下さい)

2.後藤先生より頂いた新聞の切り抜き資料
  (200年企業 20ページ分 PDF版: 非常に中身の濃い、良い企画です。是非ご覧下さい。) 

3.特別寄稿:  「創業と守成 後藤先生の講演「日本の老舗・世界の老舗」に思う」 並木 和夫
  
  4.TV放映されたDVD鑑賞。ごく一部。 「関口宏の ニッポンを探しに行こう!II 老舗」
  (非常に優れた面白い番組です。見たい人は渡部英迄連絡を。DVDを貸し出します。) 

5.並木会計幹事より平成20年度、活動・会計報告

6.後藤先生と、小浪さんは夫々他の用事で帰られたが、その他は全員2次会へ。写真2
7.しかも珍しく、会長の安原さんを含め、3次会へも。  結構飲み、且つ食べた。 写真3

雨の中、PCにPJをご用意頂いた、小浪さんに感謝。

おたより: 上記3.の並木さんの寄稿に対し、後藤先生からの返信あり。

別途追加資料 (09-12-29)

世紀を超える長寿企業 東京新聞 09-11-22日 (世界と日本 大図解シリーズ)

    
3月16日(月)
18時~



「高齢者医療の現場から」


向井内科クリニック 
医師 向井 拓治氏


於東商ビルB2厚生室
37年生まれ。62年東工大物理課程卒。92年富山医科大医学部卒。東京医科歯科大・同付属病院、中野総合病院を経て、05年中野に向井内科クリニック開設、高齢者在宅医療に携わっておられます。

出席予定:向井、奥澤、並木、小浪、佐藤、武石、斎藤(紹介者)、石川、三上、津野、渡部英、渡部修(他2名計14名)
後期高齢者医療制度がスタートして間もなく1年。
この4月からは前期高齢者(70-74歳)の窓口自己負担額が現行の1割から2割になりますが、こんな話から始まるとのことです。

ご高齢になられてから、医者を志し、医師となられてから、患者本位の医療を目指す向井氏の視線の暖かさ溢れる講演であった。日本の医療行政のどうしようもないほどの現状に付いては日常実感している処であるが、改めて説明をお聞きし、暗澹たる思いと共に、官僚主導の最も悪い方向性が出ている医療体制に大きな危機感を持った。

基本的には医療費高騰の中で、医療費削減目指す為の官僚の発想で出てきた改悪である。従来のアメリカ型社会や、民間主導型を目指してはいたが、根本的には格差社会となってもかまわない、又は自己責任の大幅取り込み、これを是とする事がベースにあったのではなかろうか。これを是正する為には社会福祉政策を東欧型にする事が唯一の解決策とも思えるが、高い付随費用、非効率的、賄う為の社会福祉税の導入や消費税の高騰への抵抗があり、踏み切れていないのが現実と思われる。

この為、議論の中には小泉改革とは、何だったのか等の話も出て来た。しかし、現実にどうすれば良いかは、各方面に渡る大きな話である為、具体的話に集約することが出来ない。
向井さんのお話をお聞きするだけで、何の具体的改善策が思いつかない(ある面では当然ではあるが、)単なるお話で終わってしまっているのはいささか残念である。

近い内に総選挙もあろう。その時までに各党が示すであろうマニフェストを評価出来るだけの見識を持ちたいし、出来るならばマニフェスト作成への何らかの影響を与えたい、積極的参加をすべきではなかろうかとも感じた。(英)

レジメ: 崩壊進む日本における医療     写真

向井拓治 医師(中央)
      
2月16日(月)
18時~


「老舗企業発掘探検隊とふるさと大使運動


並木会

於東商ビルB2厚生室 

参加者: 並木、奥澤、鈴木、武石、二村、渡部修、
       高橋、新谷、松山仁、渡部英、(10名) 

全国銀行協会を定年前に退職し、独立開業された、並木さんの「コンサルハウス択善舎」の半年の成果に付いてお聞きした。
社名の由来である「択善」の意味が論語から来ている事を知り、「「択善」の学びの精神こそ、経営改善、コンサルの真髄と考えている」との氏の説明に感銘を受けた。

数十年来続けている市田柿の品質が山地における霧の発生と深いつながりがあり、地球温暖化の影響で産地が移動する可能性に付いての説明や、それが海賊の出没で有名なマラッカ海峡にある小島の話とが深い処で繋がっていることを知り、驚いた。

「老舗企業発掘探検隊」として半年間、地元に密着した様々な取り組みを行なって来たが、それが各種の人的繋がりを生み、「ふるさと大使運動」に繋がって来ている。全国のふるさと大使制度に付いての説明もあり、我々にも出来そうな、そして面白そうな、この運動に出席者の多くが興味を持った様であった。いずれ、モラル会内部に、何人かの大使が誕生するのではないか。

今回の様々なお話でシニアライフの生き方として、「身体を動かし、頭を使い、多くの人と対話することが重要です」「目標を持って、しらない外の世界を知る事」の大切さを改めて感じた。
資料:
1.シニアに出来る社会貢献運動の勧め
2.論語から学ぶ「択善」の精神を
3.全国ふるさと大使連絡会議
4.全国のふるさと大使制度
5.大使だより (第45回信州飯田ふるさと大使)
6.あなたは、郷土埼玉の老舗企業をいくつご存知ですか?
(資料は追って掲載)

写真1  
ご注意: モラル会は従来6時半開始が多かったが、最近はpm6時開始となっている。ご注意下さい。
懇親会: 今回は、お店のイメージを昭和30年代をコンセプトにした「まんぷく食堂」に行った。昔懐かしいと言うか、少しレトロな雰囲気をかもし出す面白い店である。写真の店内の装飾をご覧下さい。

    
1月30日(金)
18時半~

アーサー・シイクにみる 戦争と平和」 
法政大学名誉教授 袖井林二郎氏
場所  : 現代女性文化研究所(巣鴨)にて、
  参加費: 800円。 
  連絡  : 岡田 孝子さんより
   
1月24日(土)
15~18時







「新年会」
・会場:「Cafe Noodle Roje」
(カフェ・ヌードル・ロジェ
〒113-0034 
文京区湯島2-3-15
Tel.3815-9535)

(場所は下図の折り紙会館の上側、朝日信用金庫の道路を挟んだ左側である。)





・会場:「Cafe Noodle Roje(カフェ ヌードル ロジェ)」
(代表 竹沢 照雄氏、 高橋会員じっ魂のお店)
御茶ノ水駅 下車徒歩6、7分。
東京医科歯科大北側、本郷通り、蔵前橋通りを越え、朝日信金前を過ぎてすぐ。折り紙会館(下図及び住所欄参照)がすぐ近くです。

・参加費:3000円。
・今の所 :安原、平井、高橋謙夫、並木、角、渡部(英)、   渡部(修)、奥澤、杉本、鈴木、佐藤、
    佐藤正(暁子さん令息)、武石、丹、松山新
    小浪、高橋尚子(謙夫さんのお嬢様)
(17名)
地図都心とは思えない静けさ
定休日:日曜・祝日
    年末年始・夏季休暇
時間 :午前9時30分~午後6時
●JRお茶の水駅(聖橋出口)
●地下鉄丸の内線お茶の水駅下車
地下鉄千代田線新お茶の水駅
●地下鉄銀座線末広町下車 
各駅から徒歩約7分
実施報告:  プロローグ

湯島近辺は行った事が無かったので、1時間早く着いて付近を散策。湯島聖堂に行った。

1630年(寛永7)に林羅山が上野忍ケ岡に立てた家塾が始まりで、現在は国の史跡に指定。1690年(元禄3)、徳川5代将軍綱吉によって湯島に創建された。1797年(寛政9)には、幕府直轄の学校「昌平坂[しょうへいざか]学問所」が聖堂の敷地内に開設されたとのこと。東大の前身ではないか。

現在の大成殿は、1935年(昭和10)に再建されたもので当時の規模を踏襲している。(大成殿は拝観料200円)
仰高門孔子銅像

湯島聖堂の真っ黒で重厚な堂内で、表現科学展(東大の河口洋一郎教授)という、サイケな展示をでやっていた。場所的には不釣合いな展示の様にも思えたが、近未来の表現科学とはこんなものなのか、理解出来ない自分の限界を感じた。
新年会:

電車事故もあり、数名が遅れたが乾杯の練習をしながら、談笑。予定者全員が揃い、正式な乾杯。 安原会長の挨拶。情報の発信の重要性と、仏教経済塾のお話がありました。

その後、全員の一言挨拶となり、和気あいあいのチャチャが入ったり、楽しいお話が続きました。遅くなって高橋さんのお嬢様、尚子さんも飛び入り参加。こっちに来てと、久しぶりに、若い人の参加で、ひっぱりだこでした。

特筆すべきは、モラル会の今後を考えて、NPO法人化等の話も出ました。会員には夫々の分野でご活躍の方も多く、知識、経験を埋もれさせておくことは勿体無いと思います。今後の課題として、皆さんで検討してみてはいかがでしょうか?
2009年モラル会新年会 写真
2次会:

カラオケに行きたいという人もいましたが、まだ食べ足りないと言う人もおり、結局、焼き鳥屋に。又焼酎を数本空け、結構飲みました。最初は飲む量に気を使っていた杉本氏も最後は結構底なしに。

話題はガザの問題から、憲法9条の問題、オバマさんの話と議論は尽きませんでした。小生は最終電車に飛び乗って。あと数十秒遅ければ、帰れなくなるところでした。 兎に角、そういう事で、今年も又宜しくお願い申し上げます。 (英)
    
1月11日(日)
11~14時

「イスラエルによるガザ侵攻を考える」
酒井 啓子・東京外国語大学教授ら
緊急集会開催のお報せ:

  場所  :一ツ橋 如水会館
     (地下鉄東西線 b竹橋駅1b出口徒歩4分)
  参加費:無料。
  問合先:東京外国語大学アジア・アフリカ言語
                        文化研究所
   TEL :.042-330-5618。
    
 
                   2009年年頭に当たって
                                    モラル会幹事 渡部 修

 激変の2008年でしたが、モラル会に取って、また私にとって最も辛かったのは三室 孝之氏を失ったことです。今に至るもさらに我が身にこたえている感が致します。安原 米四郎先生が全銀協事務局長を退任されるのを機にお引き合わせ頂いたのが1967年夏頃でした。それから暫くしてやはり全銀協の内田 民夫さんが加わり、4人の読書会がスタートしました。当初、「経済学教科書」をテキストにゼミスタイルで始めたのですが結構難解で、私なんぞはついて行けませんでした。

その後、先生は学習院大学講師、横浜商科大学教授に就任され、「教育とモラル」なる論文を発表されましたが、会の名称はここに由来しています。爾来40年余り、三室さんと私とで幹事役を務めて来ました。先生は18年前、内田さんも10年ほど前亡くなられ、そして昨年10月、三室さんまで逝ってしまわれました。8月末に京王プラザのレストランで一緒に食事をした後、9月に信州ツアーの件で3度ほど電話でやり取りしたのが最後になってしまいました。

 モラル会は先生が当初説かれた”利他”をモットーにしたサークルですが、三室さんは正にそれを地で行かれただけでなく、優れたバランス感覚を備えられた方で、私も少しでも見習わねばと思っておりました。

 これより先の2月には灰原 一彦氏が亡くなられました。一昨年、都心巡りの引率をして頂く予定で、そのやり取りをしている最中、癌とノロウイルスに侵され、本当にあっけなく他界されてしまいました。安原 宏さんのご紹介で入会され、長らく副会長を務めて頂きました。松原 義泰さん共々、”サンバラトリオ”と称されておりました。私は三菱総研時代、仕事の面でも随分有益なアドバイスを頂き、少なからず感謝致していたものです。 

 かつてモラル会にも講師としておいで頂いた故田尻 宗昭氏の遺志を継ぎ、1992年から公害・環境問題などに取り組む人達に贈られて来た「田尻宗昭記念基金」の運営メンバーが高齢化し、資金もほぼ底をついたため中止を余儀なくされました。残念なことこの上なしです。氏は「公害Gメン」と呼ばれた元海上保安官で、東京都、神奈川県などでも環境行政に携わり、全国労働安全衛生センター連絡会議の設立に奔走、初代議長に就任した1990年、62歳で亡くなられました。
 
 モラル会にとって喜ばしいこともありました。まず渡部 英宣(わたなべ ひでのり)氏のご尽力でホームページ(HP)を立ち上げて頂いたことです。連絡ばかりでなく、例会に参加出来ない人も誌上参加ならぬHP参加出来るようになり、様々な情報交換が可能となりました。是非、皆さんにはいろんな形で活用して頂ければと思います。

 また昨年8月例会に講師としておいで頂いた湯浅 誠氏の著書「反貧困」が、第14回平和・協同ジャーナリスト基金賞、次いで,第8回大仏次郎論壇賞も受賞しました。12月31日、日比谷公園に開設された「年越し派遣村」村長でもある湯浅氏は、「人間でないかのように企業が職を奪い、住まいも奪う。許される訳がない。怒りを多くの人と共有し、世に問わなければならない」と話した後、テレ朝の「朝まで生テレビ」に出演、持論を展開されました。今後の更なるご活躍を期待すると同時に、陰ながら支援して参りたいと存じます。

 例年通り、初詣でおみくじを引こうと思っています。山本 兼一氏の「狂い咲き正宗」の中にこんなくだりがありました。「生きていれば、吉のときばかりじゃない。凶が続くときもありますよ。大切なのは、吉か凶かじゃない。そのとき、そこでどうするかっていうことです」「大吉だと喜んで慢心していたら、どんな強運も逃げてしまいます。大凶でも、こつこつ努力を積みかさねたら、いつか大吉がつかめます」

 私が気に入っている諸田 玲子著「お鳥見女房」の主人公、珠世が日ごろ、こんなことを言っています。
 「いいことも悪いことも、そんなにいつまでも続くものではありませんよ」
 ということで、”朝日に匂う山桜花の静謐と無欲恬淡をもとめてこその武士”ならぬモラル会員でありたいと願って参る所存です。

 とまれ本年もよろしくお引き回しの程を。 
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